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2万円入金すると4500円の手数料がかかるATMがあったら使いますか?

先月のことになりますが、週刊東洋経済の2018年1月20日号「保険に騙されるな」を読みました。

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週刊東洋経済2018年1月20日号「保険に騙されるな」

この雑誌は私自身ももうだいぶ前に何回か記事を書かせてもらったことがあるのですが、プロとして本音の部分で書ける雑誌という印象が残っています。
広告等が少なく、読み応えのある特集が組まれることも多いですね。

とても高い生命保険会社の経費率

今回の特集記事には知人が多く関わっているので、私はどんなことを書いているのかなという視点で読んだのですが、私自身が一番面白いと思ったのが「1万円入金すると3000円の手数料がかかるATM(現金自動出入機)があったら使いますか・・・」という表現です。
記事に「売れ筋の医療保険の保険料には保険会社の運営費が30%ほど含まれていると聞いた」ことを書いていますが、これはその通りだと思います。

数年前に私もある保険会社の方に、医療保険で集まる保険料の内、実際に給付に回しているのはどのくらいか尋ねたところ、「20%程度」という答えが返ってきました。
最近の売れ筋は保障期間が終身の医療保険が多いので、将来に支払いが増えることに対して、保険会社は責任準備金として備えている事実もあるので、現時点で割合が少ないのは仕方の無いことではありますが、それにしても経費率が高過ぎますよね。
(=保険会社が儲け過ぎ)

変額保険も経費(保険関係費)の割合が大き過ぎてお金が殖えにくい

このことは貯蓄性のある保険、例えば「老後に向けた資産形成」「保障と貯蓄の両方を兼ねて」といったセールスされている有期型の変額保険のような商品も同じです。
保険料に占める経費(保険関係費)の割合が大き過ぎて、実際に貯蓄(運用)に回るお金は支払う保険料から相当差し引かれたものになってしまいます。

このような商品は販売手数料が高いことから保険系ファイナンシャルプランナー(FP)などには大変評判が良いようです。
巷では「資産運用セミナー」と称して投資の基本的な考え方を説明され、ドルコスト平均法など知識を学べるものの、でもなぜかセミナーの最後に出てくるのは株式投資や投資信託等の紹介ではなく変額保険のパンフレットという資産運用セミナーが数多く開催されているようですので、これを読んだ皆様は注意してくださいね。

老後に向けた資産形成は、変額保険よりも低コストの投信積立

昨年末のことですが、某リビング誌を見てセミナーに申し込んだところ、そのような勧誘を受けた若い女性からの相談がありました。
また、登録している専門家サイトなどで、これまでに有期型の変額保険について数多くの質問を受けてきました。

私の答えも今回の週刊東洋経済と同じで、「高コストで積立・長期・分散投資に向かない」「実はおカネが殖えにくく、あまりに非効率な変額保険」という大きな見出しが、そのまま正解だと思っています。
記事の中には某生命保険会社の変額保険について、2万円入金すると4500円の手数料が引かれるATMという形で掲載されているように、あまりにもコストが高く、老後に向けた資産形成手段としては極めて非効率だと考えています。

老後に向けた資産形成を行うには、確定拠出年金やつみたてNISAなどの税制優遇のある制度を使って、低コストのインデックスファンドを中心に投資を行ったほうがいいでしょう。

外貨建て保険も資産運用には不向き

近年保険会社が積極的に販売をしている外貨建て保険も、最初に数パーセント程度の一定の手数料が差し引かれてしまう商品が多く、さきほどの変額保険と同様に、コストが高過ぎてなかなかお金が殖えていかないものです。
「預金に比べたら有利ですよ」などと言って、0.001%の金利しか付かない預金金利と比べるようなセールスがあちこちで行われていますが、しかし、外貨建て保険には為替リスクという大きなリスクがあります。
預金金利よりも利回りが高いのは確かかもしれませんが、安易に飛び付いてしまうことは止めたほうがいいでしょう。

週刊東洋経済の2018年1月20日号「保険に騙されるな」はAMAZONでまだ購入できるようなので、保険で騙されたくない方は読んでみるといいでしょう。

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週刊東洋経済2018年1月20日号「保険に騙されるな」

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老後のお金の不安解消アドバイザー(ファイナンシャルプランナー) 愛知県名古屋市生まれ 福岡県春日市在住 老後のお金の不安を解消する、ライフプランと資産運用&資産管理の専門家 「90歳まで安心のライフプラン」を合言葉にして、豊かな人生の実現に向けたライフプラン作りの支援を行っている。 独立から約15年にわたり相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近い講演や、マネー雑誌やコラム等の原稿執筆を行うなど幅広く活動をしている。
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